昨日は、神奈川県公立高校の合格発表でした。仕事柄毎年のことなのですが、この日ばかりは朝からそわそわしてしまいます。急ぎの事務作業もはかどらず…。正午近くになってようやく、気がかりな生徒のお母様からメールが入りました。「…合格できました。合格にはほど遠かったのに、先生のお陰です。本当にありがとうございました。メールで恐縮ですが取り急ぎ…。」
良かった。ホッとしました。肩の荷が下りるとはまさにこのことです。自己採点の得点では合格できると確信していても、2次選考枠での合格、しかも志望校は数年ぶりの高倍率だったので、正直心配でした。
11月の定期テストが終わってからの入塾。2か月半の短期決戦。初回の保護者面談で模試のデータブックを見てもらいながら、
「この内申点で志望校に受かった人は、このデータだとありませんね…。」という私の言葉にお母様は一瞬絶句されました。
2月の志望校変更期間に志願変更することを視野に入れ、第1志望校に向けて、努力する覚悟をした生徒。月曜から金曜まで毎日教室に来て、個別指導と県トレ、eトレの演習を繰り返しました。
12月初旬の模試から1月初旬の模試、実質1か月の学習で5教科総合の偏差値を6上げ、しかも苦手な理科で偏差値11上げるという、成果を出しました。もともと文系科目は得意で自立学習、演習ができるということが強みでした。
本人、ひたむきに本当に努力しました。15年間の人生で一番頑張った時期だったことでしょう。崖っぷちで頑張る子どもを支えるお母様もご苦労なさったと思います。
本当におめでとう!!自分で勝ち取った合格の充実感、達成感は一生の宝物、高校で伸びる原動力になることでしょう。そして、ここは一つのゴールですが、新たなスタート。
晴れ晴れとした表情で、彼は高校数学の演習を始めました!